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【トラブルを防ぐ】家庭で決める!SNSでの友達とのやり取り・グループチャットのルール

Tags: SNSルール, 親子コミュニケーション, トラブル予防, 友達関係, グループチャット

お子さんがSNSを使い始めるにあたり、さまざまな心配事があるかと思います。その中でも、「友達とのやり取り」や「グループチャット」は、子供たちの日常に深く関わる部分であり、保護者の方々にとって特に気になる点かもしれません。

文字だけのコミュニケーションの難しさや、多くの人が参加するグループならではの空気など、大人でも戸惑うことがあるかもしれません。お子さんがSNSでの友達とのやり取りで困ったり、トラブルに巻き込まれたりしないように、家庭でどのようなルールを決めれば安心できるのかを、分かりやすくお伝えします。

なぜSNSでの友達とのやり取り・グループチャットにルールが必要なのか?

SNSでの友達とのやり取りには、学校や公園で直接会って話すのとは違う難しさや注意点があります。

このような難しさやリスクを理解し、お子さんが安心してSNSを使うために、家庭でルールを決めることが大切になります。

家庭で決めたい!SNS「友達とのやり取り」ルールのポイント

では、具体的にどのようなことをルールに盛り込めば良いのでしょうか。いくつか大切なポイントをご紹介します。

具体的なルール作りのステップ

これらのポイントを踏まえ、実際にお子さんと一緒にルールを作るステップをご紹介します。

ステップ1:まずは一緒に「困ったこと」「嫌だったこと」を話してみる

いきなり「ルールを決めよう!」と言うよりも、まずは普段の生活やSNSでのやり取りで、お子さんがどんなことに楽しさを感じているのか、どんなことに「ちょっと嫌だな」「困ったな」と感じたことがあるのかを聞いてみましょう。保護者自身の経験(「昔、友達と手紙でやり取りしていた時に、こんなことで誤解されたことがあったよ」など)を話すのも良いかもしれません。

ステップ2:どんなルールがあれば安心できるか、一緒に考える

ステップ1で話した「困ったこと」「嫌だったこと」を解決するために、どんなルールがあれば良いかを一緒になって考えます。「夜遅くまでスマホを見ていたら、次の日学校で眠くなっちゃったんだよね。じゃあ、夜は何時までにする?」というように、お子さんの体験と結びつけて考えると、自分事として捉えやすくなります。

ステップ3:話し合ったことを具体的な言葉にして書き出す

話し合ったルールを、家族みんなが分かる言葉で書き出します。「夜9時以降は、次の日に必要な連絡以外は友達とやり取りしない」「人が嫌がることは絶対に書かない」「困ったことがあったら、お父さんやお母さんにすぐに話す」のように、具体的で分かりやすい言葉にします。

ステップ4:作ったルールを家族みんなで確認・共有する

書き出したルールを、家族みんなで見える場所に貼るなどして共有します。これで、家族みんなが同じルールを意識することができます。

まとめ

SNSでの友達とのやり取りやグループチャットのルール作りは、お子さんをトラブルから守り、健全なコミュニケーション能力を育むための大切なステップです。完璧なルールを一度に作る必要はありません。お子さんの成長や利用状況に合わせて、家族で話し合いながら見直していくことが大切です。

何よりも、「何か困ったことがあったら、いつでもお父さんやお母さんに相談できる」という安心感を、常にお子さんに伝えてあげてください。ルールは、お子さんを縛るためのものではなく、お子さんがSNSの世界で安全に過ごすための「お守り」となるものです。